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小話
2008.09.26 (00:25) 392の日常trackback(0)comment(0)
20080926002537
甘いものが食べたい

安っぽくて、気持ち悪いくらいの甘さがいい

じっとしていられなくて

冷蔵庫を開けた

奥の方で小さく青が光った気がした

よく見たら

それはいつだったか

瓶の可愛さに惹かれつい買ってしまったもの

薄い青色の硝子で作られたフォルムがレトロで

中でビー玉がキラキラ反射する

初めて口にするそれは

いまの自分を救ってくれる魔法の薬のように思えた

早く

早く

早く早く

ニセモノの味を

嘘の夢を

急かす感情を無視して

ゆっくり滑り込んできた

瞬間、浮いた

そして裏切り

けれど何度もその感覚を味わいたくて

また口にする

とどまってはくれない

やめられない

そして

徐々に気付き始める

微かに感じるあの味に

夢の薬は現実の味だった
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